セカンドハーベスト・ジャパンのフードバンクの取り組みが素晴らしい!カンブリア宮殿「もったいないをありがとうに変える奇跡の食料支援」

まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる食品ロスが日本ではなんと年間約632万トン以上にも上るそうです。一方で日本人の6人に1人が相対的貧困状態にあり、日々の食べる物にも困っている現状があります。

2017年12月14日(木)放送のカンブリア宮殿「もったいないをありがとうに変える奇跡の食料支援」では処分される食品を集めて困っている人々や団体に届ける「フードバンク」という取組を、2002年に国内で最初に始めたNPO団体のセカンドハーベスト・ジャパン代表チャールズ・マクジルトンさんが登場されました。

企業の廃棄ロスを減らせ、環境負荷も減らせ、ホームレスやシングルマザーなど食事に困る人たちの支援にもつながるセカンドハーベストの取り組み。コストコやハインツ、ニチレイ、ユニリーバなど1,400社の企業、そして自治体などが食品寄付の協力をしています。

日本にフードバンクを根付かせたセカンドハーベスト・ジャパンのチャールズ代表の言葉で印象的なのが、彼らの取り組みは食料を分け与えるのではなく、必要な人が自由に持っていく対等な関係で構築されたシステムだという点です。

そんなチャールズさんは幼いころ恵まれない家庭で育ち、12歳でアルコール依存症を経験。横須賀米軍基地への赴任をきっかけに東京・山谷の修道院に下宿し、そこで毎週行われていた炊き出しを手伝うようになったことで、受け取る側の気持ちを理解するため自分も隅田川沿いでホームレスを1年以上にわたって経験されたという、非常に変わった経歴の持ち主です。

2002年に日本初のフードバンクを設立して15年、今や食料支援の代表的な存在となったセカンドハーベストは全国へフードセーフティネットの輪を広げようと活動しています。なんと日本でフードバンクは77団体もあるそうです。

沖縄のように貧困率が高い地域では食料を配りたくても支援物資が全く足りない状態が続いているとのこと。そこでチャールズ代表が企業に依頼し、他のエリアのフードバンクにも食料品を送ってもらえるよう調整するなど、まさにセカンドハーベストは全国のフードバンクの屋台骨として活動しています。

「可哀想だから助ける」のではなく、「ここに暖かい食事があるから、よかったらどうぞ」と呼びかけるセカンドハーベストの活動。寄付と言う分かりやすい形で支援だできるのでチェックしてみようと思います。

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