シウマイ弁当で有名な崎陽軒の野並直文社長が語る、カンブリア宮殿「最強商品を生んだ 究極のローカル戦略!」視聴レビュー

2015年9月10日(木)放送のカンブリア宮殿「最強商品を生んだ 究極のローカル戦略!」に登場したのが、株式会社崎陽軒の野並直文(のなみ・なおぶみ)社長です。シウマイ弁当を始め一日で3万2,000食も売りまくる驚異の駅弁事業者、それが創業107年、日本一の駅弁メーカーとして知られる横浜駅の崎陽軒です。

崎陽軒のシウマイは楽天市場でもお取り寄せが可能です。シュウマイのレシピや、シウマイ弁当に関する書籍など、崎陽軒に関する商品は多数ネット通販でも販売されています。
楽天市場で販売中の崎陽軒シウマイはコチラ

番組で初めて知ったのですが、崎陽軒では工場見学を実施しているんですね。3か月待ちという人気ぶりだそうですが、いつか機会を見つけて崎陽軒の工場見学に行ってみたいと思います。

横浜では崎陽軒のシウマイは駅弁という枠を超え、横浜市民の晩ご飯として食べられるほどの人気を得ています。横浜駅周辺だけで14店舗もの売り場を構えており、横浜駅の隣にある本社地下の工場で駅弁を作り補充するシステムを採用しているのが特徴です。シウマイ弁当、なんと1日1万9千食も売られているそうです。

シウマイ弁当のヒットの秘密は、「冷めてもおいしい」という独自のこだわりにあるそうです。一般的なシューマイは冷めると豚肉の臭みが出てしまいますが、崎陽軒のシウマイはオホーツク産のホタテを大量に使うことで、豚肉の臭みを消しているとのこと。

そして、弁当のご飯は蒸気を使った「蒸気炊飯方式」で炊き上げており、これでご飯はモチモチ食感に。さらに弁当の容器には木材を使った「経木」と呼ばれる容器を使い水分調整を行っているそうです。まさに徹底して「冷めてもおいしい」駅弁にこだわっていることが分かります。

横浜で売られているシウマイ弁当には、ヒモが付いているのが特徴だそうです。東京でも崎陽軒のシウマイ弁当は売られていますが、こちらにはヒモが付いていないそうです。ヒモが付いているのは横浜のシウマイ弁当だけという点も、地元を大切にする崎陽軒の姿勢を表していると思います。

1908年に横浜駅の売店として創業した崎陽軒ですが、当時は東京駅に近く弁当販売店として立地が不利だったこともあり売り上げはさっぱりだったそうです。そこで初代社長の野並茂吉氏は、横浜名物を作るために南京街で出されていたシューマイに目をつけます。容姿端麗なシウマイ娘による販売によって、シウマイ人気は急拡大したと番組で野並社長が話されていました。

以後、崎陽軒は徹底して地元・横浜にこだわる「ローカル戦略」を採用し、大人気のシウマイを全国展開はせず神奈川周辺でしか販売しない戦略をとっています。横浜市内の小学校への出張シウマイ授業はその典型ですね。

苦戦する駅弁業界でも、広島の「復刻 黒田の男気弁当」のように崎陽軒のローカル戦略を採用する駅弁屋が増えているそうです。究極のローカルブランドは、いずれグローバルでも人気を博していくと思います。

1908年(明治41年)4月に創業した崎陽軒は、2014年1月現在、従業員500名以上、売上高212億円(2014年度)と横浜を代表する企業でもあります。ただ残念ながら上場はしていません。

ちなみに崎陽軒本店の「ビアレストラン アリババ」では、シュウマイも食べ放題になるランチバイキングを提供中です。崎陽軒アリババはJR横浜駅の東口から徒歩1分、地下街ポルタを通って雨に濡れずに行ける好立地にあります。崎陽軒のシウマイ食べ放題、オススメです。

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