大統領選とアメリカ共和党について学べる、未来世紀ジパング「池上彰が直撃取材!アメリカ激変②”トランプ旋風”なぜ?」感想&評価

遅ればせながら録画していた2016年2月22日(月)放送の未来世紀ジパング「池上彰が直撃取材!アメリカ激変②”トランプ旋風”なぜ?」を視聴しました。前回はアメリカ民主党でしたが、今回は“トランプ旋風”が巻き起こっている共和党の大統領選を取り上げた回です。

「イスラム教徒を入国させない」「メキシコとの国境に壁を作る」過激な発言が目立つドナルド・トランプ氏を支持しているのは、主に排他主義を掲げる白人が多いようです。トランプ氏と争うテッド・クルーズ氏もオバマ大統領の施策を無効化すると過激な発言を繰り返しています。

共和党を支持する団体の1つが、全米ライフル協会です。銃社会のアメリカには5万店以上の銃砲店があり、3億丁もの銃が国内に存在するそうです。オバマ大統領が銃規制について話せば話すほど、銃の売り上げが伸びるという皮肉な結果になっているとのこと。

トランプ氏が壁を作ると語るメキシコ国境。多くの不法移民が国境を乗り越え、アメリカからアメリカに入国して社会問題になっています。現在そのメキシコ国境には、迷彩服に自動小銃で武装したミリシアと呼ばれる自警団を組織し、昼夜に及ぶ国境監視を行っています。

ジャーナリストの池上彰氏も番組内で語られていましたが、現在のアメリカは「超内向き志向」を持っている国民が増えてきているように感じます。自分たちの利益を守ることだけを考える、自由の国のアメリカらしからぬ保守的な考えが広まっているようです。

一方で移民を受け入れることで成功している町として、ミズーリ州のセントルイス・ベボミル地区が番組では紹介されていました。減少傾向にあった町も、移民や難民を受け入れることで街に活気が戻ってきたそうです。

移民や難民を排除し、銃を携帯し自分の身を守る。ドナルド・トランプ氏やテッド・クルーズ氏が大統領になったら、日本はもとより世界各国が苦労する事になりそうです。個人的な所感ですが、共和党候補としてはマルコ・ルビオ氏が適任な気がします。

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