スーパーの“エブリイ”と“サタケ”の優れた人材が登場!ガイアの夜明け「快進撃スーパーの裏側 驚きの人材力!」視聴レビュー

2015年6月23日(火)放送のガイアの夜明け「快進撃スーパーの裏側 驚きの人材力!」は、消費税増税と円安という逆風の中にあっても快進撃を続ける地方の中堅スーパーに密着した回でした。

広島を中心に31店舗を展開するスーパー「エブリイ」は開店前から行列ができる人気店です。店員間の結束が強く、安くて新鮮な商品を武器に14年連続で売り上げアップに成功しています。

エブリイが取り入れているのが社員をオランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボという4つの類人猿の行動傾向の違いに当てはめ、人材配置に役立てる「類人猿セミナー」という独自の人材教育を5年前から採用しているそうです。

この類人猿セミナーを採用した結果、職場で良好な人間関係が結ばれ、それが売り上げアップにもつながっているとのこと。番組では好調なエブリイの中で、売り上げが伸び悩む引野店の青果部門売場を任されている小川英律さんが紹介されていました。

自分がチンパンジーグループに属することを類人猿セミナーで知った小川さんは、部下の類人猿タイプに合わせて接し方を変えます。その結果、店全体の売り上げは平均して20万円もアップしたそうです。番組で効果のあった店舗を選んだと仮定しても大きな売り上げ増だと思います。

ガイアの夜明け後半に紹介されていたのが、大阪を中心に10店舗を展開するスーパー「フーズマーケット サタケ」です。店の外観は普通のスーパーですが、店の中に入ると威勢のいい掛け声が飛び交い、まるで昔の商店街のような雰囲気です。

お客さんからも親しみやすいと好評で、坪単価1,500万円という大きな売り上げをあげている店舗もあるそうです。サタケの強さは、スーパーの良さと商店街のお店の良さの、両方を取り入れている点にあるのだと思います。

番組ではサタケのカリスマ店員の一人、尼崎店の青果売り場の責任者、工代真也さんの取り組みが紹介されていました。常連のお客さんから生まれたばかりの赤ちゃんへのプレゼントを贈られるなど、客との距離が非常に近い方だと感じました。

サタケでは各店舗の売り場部門の責任者が、それぞれ自分たちの裁量で仕入れを行い、売り場つくりを任されています。これが社員のやる気を引き出している要因になっているようです。

またサタケでは客を楽しませるために月に1回、3万円以内の予算で各店舗が独自のイベントを開催しています。接客が苦手な尼崎店スタッフが企画したストラックアウトイベントには目標250名を大きく上回る400名が挑戦し、それがきっかけとなり接客の楽しさが分かってきたとスタッフの方が話されていました。

番組ラスト、カリスマ店員の工代さんがサタケ最年長の店長に就任する模様も放送されていました。商品力も大切ですが、優れた人材のいるスーパーこそ今後さらなる発展が見込めると個人的にも思います。

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