CMでも有名な二木の菓子が盛り上げる地方菓子!カンブリア宮殿「客を笑顔に 地方を元気に!菓子専門店の独自すぎる経営術」

10連空のゴールデンウィークに入ったこともあり、撮りためていたテレビ東京のビジネス番組を一気に視聴しています。平成から令和に元号が変わりますが、令和時代にはどんな新しいビジネスが生まれるのでしょうか。

2019年2月7日(木)放送のカンブリア宮殿「客を笑顔に 地方を元気に!菓子専門店の独自すぎる経営術」に登場されたのが、初代林家三平師匠のCMでもおなじみの「二木の菓子」を運営する、株式会社二木の二木正人(ふたつぎ・まさと)社長です。

昭和22年に創業し、東京・上野のアメ横に本店を構える「二木の菓子」は林家三平が主演する「ニキニキニキニキ 二木の菓子」のCMでも知られる老舗の菓子専門店です。

単価が安く利益率が低い菓子を扱っていますが、全国に流通していない地方菓子を独自に仕入れ販売することで、今や首都圏に20店舗近く展開するまでに成長しています。スーパーでは買えない地方の銘菓が二木の成長を支えているんですね。

二木の菓子では地方に眠る銘菓を探し求め、毎月なんと300種類以上もの商品を試食する「仕入れ会議」を行っているとのこと。珍しいだけではなく、厳選した地方菓子を販売しているからこそ、他にはない本当に美味しいお菓子を売る店として、お客さんからの支持につながっているのだと思います。

二木の菓子の創業は1947年、創業者の二木源治氏が上野のアメ横にみかん箱一つ分のスペースで販売したのが始まりです。現社長の正人氏はそんな二木源治創業者の次男として生まれます。

日本の高度経済成長の波に乗り、菓子の販売だけでなく、喫茶店やパチンコ店、ゴルフ店、そしてディスカウント店など事業の多角化に成功しますが、1992年の大店法の改正で巨大ショッピングモールが郊外に進出してきたことで業績は悪化。

次々と事業を撤退する中、社長になった二木正人氏は創業者の原点でもある「お菓子でお客を笑顔にしたい」という思いから、地方の菓子に目を向け差別化を図った店舗運営を行うことで事業を再軌道に乗せることに成功されました。

現在、二木の菓子は地方の菓子メーカーと協力してプライベートブランド(PB)の「ふたつ木」や、メイドインジャパンのお菓子を海外で売り最初の取り組みとしてタイ・バンコクに初の海外店をオープンするなど、新たなビジネス展開も進めています。

二木の菓子の売り上げは約50億円程ですが、プライベートブランドのふたつ木や、海外展開が成長することで、売上もさらに増加することが予想されます。メイドインジャパンの新たなお菓子が、令和の時代に世界に広がる事を願います。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です