株式会社コッコファーム創業者、松岡義博会長が熱く語る!カンブリア宮殿「日本一の卵の直売所 地方の未来を拓く驚きタマゴ戦略」視聴レビュー

3か月遅れとなりますが録画しておいた2013年10月17日(木)放送のカンブリア宮殿「93万人が殺到!日本一の卵の直売所 地方の未来を拓く驚きタマゴ戦略」を視聴しました。株式会社コッコファームの創業者でもある、松岡義博(まつおか・よしひろ)会長が登場した回になります。

カンブリア宮殿の冒頭、熊本県北部ののどかな農村地帯に早朝から車や観光バスが押し寄せる風景が映し出されます。大行列のお目当ては1箱に3キロも入った「朝取りたまご」。市販の卵より3割ほど高い箱入りの生卵が飛ぶように売れ、週末ともなるとその販売数はなんと1000箱以上になる日もあるとのこと。

この朝取りたまごを販売するのが、日本一の卵の直売所「コッコファーム」です。鶏を飼育し生卵を売るだけでなく、鶏肉や卵を使った様々な加工食品を販売している会社です。

コッコファームではたまごシュークリームや卵白シフォンケーキ、たまごサンド、かしわ飯たまご太巻きなど、新鮮な卵を使った商品も販売しています。施設内のレストランもオムライスやたまごかけご飯などが大人気メニューになっています。

“価格の優等生”と言われ物価上昇とは無縁であり続けた卵ですが、生産者にとっては劣等生だと松岡会長は話していました。その証拠に、50年前には320万戸あった養鶏農家は、淘汰され今では2,800戸にまで減少している厳しい現実があります。

貧しい農家の長男として生まれた松岡会長は、一旦は農業を継ぐものの過酷な労働に音を上げ18歳で上京。1年間で11もの職を転々とし、働いていた自動車工場で手に大怪我を負い入院。その時の「昔実家で食べた、産みたての卵を売る養鶏業をやりたい」という思いが、コッコファームの原点になったそうです。

20歳の時、松岡会長は貯金をはたいて鶏を買い、ゼロから養鶏を始めます。夫婦2人で行商し、卵を置いてくれる店があると売り場の脇でガリ版刷りの手作りのチラシを配り、養鶏場の直売所を宣伝します。こうした地道な努力が実り、徐々に客が増え、今では大行列ができるまでの施設になったとのこと。

創業から44年、割れた卵は格安で売り、季節ごとのイベントも開催、さらにはレストランの新メニュー開発など独自のアイデアでコッコファームを大きく
してきた松岡会長。地元の農家200件と契約し、野菜や果物もコッコファームでは直売しています。

コッコファームの松岡会長は次の取り組みとして「新・道の駅構想」を掲げ、農家が自ら生産したものを自分で売るお店を、農業仲間とともに作る活動に注力されています。熱い夢を追いながらの取り組みは心に響きますね。

カンブリア宮殿で紹介されていたカボチャのオムライスや、たまごソフトクリームは当ブログ管理人の自営業者KENもぜひ食べてみたいと思いました。コッコファームは上場していませんが、楽天市場などに通販サイトを展開しています。「コッコファームの朝ごはんセット」は一度ネット通販で注文してみようと思います。

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