有馬温泉の老舗旅館「御所坊」に行きたくなる!カンブリア宮殿「温泉街を一変させた老舗宿のアイデア主人!地域の歴史と個性で世界の客をつかめ!」感想&評価

2016年2月18日(木)放送のカンブリア宮殿「温泉街を一変させた老舗宿のアイデア主人!地域の歴史と個性で世界の客をつかめ!」は、苦境が続く地方の観光業の中、この15年間で街を一変させ集客に大成功している温泉地「有馬温泉」と、老舗旅館「御所坊」の15代目主人の金井啓修(かない・ひろのぶ)氏を特集した回でした。

今回のカンブリア宮殿で紹介されていた有馬温泉の人気旅館「御所坊(ごしょぼう)」と「御所別墅(ごしょべっしょ)」は、楽天トラベルなどオンライン旅行サービスからおトクに宿泊予約することができます。

日本に3,000か所ある温泉地の中で、旅行会社などの投票で行われる最新ランキング「にっぽんの温泉100選」では第3位が岐阜県の下呂温泉、第2位が大分県の湯布院温泉、そしてランキング第1位が13年連続で群馬の草津温泉という結果となっています。

そのランキングにおいて、この20年で33位だったのが一気に第5位まで順位を伸ばしている温泉地があります。その大注目の温泉地が、神戸から車で30分の山間にある有馬温泉です。その歴史は古事記にも記される日本最古の温泉の一つで、豊臣秀吉も繰り返し訪ねたという伝統ある温泉街です。

バブル崩壊で客足が低迷し宿泊客は年間100万人にまで落ち込んでいた有馬温泉ですが、今や170万人を超える集客を誇っています。食べ歩きに路地裏散策など、有馬温泉を楽しい街に一変させた町おこしの仕掛け人が、創業800年という日本屈指の老舗温泉宿「御所坊」主人の金井啓修氏です。

番組サイトによると喫茶店にベーカリー、和風ホテル、アロマ、おもちゃの博物館、バー、3輪電気自動車レンタカーなどなど、有馬温泉中に様々な施設やサービスを作り上げ、ひなびた路地にすぎなかった温泉街の通りを大賑わいの散策路に一変させたアイデアマンとして有馬温泉でも有名な方です。

有馬温泉で売れまくっている飲み物が、年間30万本を売る“ご当地サイダー”の火付け役「ありまサイダー」です。その仕掛け人も金井氏です。金井氏のヒット術を支える考え方が、「地域にある物語」をいかに生かすかというストーリー性だそうです。

大規模旅館で団体客を狙う戦略ではなく、御所坊は谷崎潤一郎や吉川英治など宿に泊まった文人の書などを展示しストーリー性を付加価値として個人客向けにアピールすることで、単価の高い宿に一変させ売上も改装前の3倍に増加したとのこと。

金井氏は現在、日本各地の個性的な宿と連携し「日本 味の宿」を結成。料理にこだわり、味わい深い風情のある旅館30軒が一体となって、海外への売り込みを行っています。フランスのオーベルジュのように、外国人観光客を獲得するための効果的な施策になり得ると思います。

金井氏が運営する施設は御所坊、御所別墅、花小宿、カフェドボウ、オーベルジュ花郷里、有馬玩具博物館などがあります。有馬温泉に訪れる際には、値段は張りますが一度ぜひ御所坊か御所別墅に泊まってみたいと思います。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です