消費税アップにも負けない!ガイアの夜明け「消費増税”狂想曲” 〜潜入!価格決定の裏側〜」視聴レビュー

2014年4月1日(火)に放送されたガイアの夜明け「消費増税”狂想曲” 〜潜入!価格決定の裏側〜」を視聴しました。放送日当日から8%になった、消費税をテーマにした注目の回です。

2014年4月1日から消費税が3%アップし、8%になりました。増税分を転嫁するか、一部転嫁し一部据え置くか、敢えて値下げするか、各企業は対応に頭を悩ませているそうです。番組冒頭で紹介されたファッション大手のハニーズは、4月1日以降の増税後も税込み価格を据え置きました。

関東を中心に約400店舗展開するファミリーレストラン大手の「デニーズ」(運営:株式会社セブン&アイ・フードシステムズ)は、ほとんどのメニューを刷新したとのこと。消費税の転嫁分を新商品の魅力で補い、客離れを食い止める狙いです。

アボガドハンバーグやキャラメルハニーパンケーキなど4月1日からのメニューを8割も刷新し、”新しさ”を強調することで増税後も客を取り逃がさない作戦だそうです。とくに後者の人気No1デザート「キャラメルハニーパンケーキ」は、100円以上も価格アップしたリニューアル版を投入し勝負をかけています。

中国・四国・九州に展開し、スーパー業界の売り上げ規模第5位の「イズミ」。日常の作業を徹底的に洗い直した効率化によるコスト削減を図っているのが特徴です。イズミ社内の「カイゼン推進室」が、分単位・秒単位で作業工程を洗い直しているそうです。

例えば、キャベツの半分切り売りをラップで包装するのに、キャベツを従来の「全て切ってからラップ作業にかかる」から、「1個切ったら1個ラップする」方法に変えたことでコスト削減につなげています。

こうした細かい〝カイゼン〟によって生み出した資金の総額は、2013年度の1年間で億単位に上ったそうです。そうして浮いた資金をもとに、目玉商品の卵の価格を設定、さらにPB開発の食パンにも資金を投入。消費者に魅力的な価格を維持しようとしています。

東京霞が関にある中小企業庁。消費増アップを機に、流通業者などが増税分の価格転嫁を拒む事態がないよう監視する「転嫁対策調査官〝価格転嫁Gメン〟」が動きだしていました。

新たに「消費税転嫁対策室」が設置され、小売り業者が仕入れ先の中小企業などに対し、消費税分の割引を迫るケースに目を光らせているそうです。こうした中小企業を守る取り組みは素晴らしいと思いますが、この取り組みによって取引そのものが終了されないことを願います。

消費税8%、そして近い将来10%に上がります。消費がさらに冷え込むことが予想されますが、企業はアイデアと取り組み次第で消費者ニーズをまだまだ開拓できる可能性があります。今回のガイアの夜明けは、自営業者として自分も頑張らないとと、勇気をもらえた回になりました。

ちなみに、今回のガイアの夜明けで紹介されていた大手スーパーの株式会社イズミは、東証一部の上場企業でもあります(証券コード:8273)。株主優待もあるので、消費税増税後の投資先としてリストアップしたいと思います。

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