株価上昇中のオリエンタルランド加賀見俊夫会長が登場!カンブリア宮殿「日本人に夢を!栄光と激動の50年 東京ディズニーリゾートの独自戦略」視聴レビュー

2014年12月18日(木)放送のカンブリア宮殿「日本人に夢を!栄光と激動の50年 東京ディズニーリゾートの独自戦略」は、ディズニーランドやディズニーシーの運営会社として有名な株式会社オリエンタルランド(東証1部上場、証券コード:4661)の加賀見俊夫会長兼CEOが登場された貴重な回でした。もちろん、当サイト管理人の自営業者KEN一家もディズニーが大好きです。

東京ディズニーランドとシーの年間来場者数3,130万人は、第2位のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの1,050万人、第3位のナガシマリゾートの620万人と比べても、圧倒的No1の入園者数です(出典:月刊レジャー産業資料2014年8月号)。

年間パスポートを持っているのが9万人、お客さんの9割がリピーターという東京ディズニーリゾート。創業以来5,000億円もかけてアトラクションに投資を続けてきたことで、来場者数も創業以来右肩上がりに伸び続けています。

世界に5カ所あるディズニーランドの中で、ディズニーと資本関係のない外部企業が運営するのは東京ディズニーリゾートだけです。オリエンタルランド社は年間200億円のライセンス料を米ディズニー社に払って東京ディズニーリゾートを運営しています。

オリエンタルランドではお客さんに「また来たい」と思ってもらえうために、様々な日本独自の戦略を展開しているのが特徴です。例えば東京ディズニーリゾート内のキャラクターグッズは、日本人の好みを知り尽くしたオリエンタルランドがほぼ独自に企画・開発。グッズ売り上げはチケット売り上げに迫る1,400億円にも上ります。

歴史を紐解くと東京ディズニーリゾートのある千葉県浦安は1950年代、のりの養殖が盛んな漁業の町でしたが、経済成長に伴う水質汚染で漁業が立ち行かなくなり、埋め立て地にレジャー施設の建設計画が持ち上がります。

レジャー施設の建設に名乗りを上げたのが、京成電鉄と三井不動産などが共同出資したオリエンタルランド社でした。わずか3人から始まったオリエンタルランド社は、初代社長の川崎千春氏(京成電鉄社長)が「日本にも本格的な娯楽を」と夢を抱き、ディズニーランド誘致へと動き出します。

そして17年の歳月をかけた1979年、2代目社長の高橋政知氏の時代にディズニー社との契約に成功。1,800億円という巨額の工事費など幾多の壁を乗り越え、ついに1983年4月15日、東京ディズニーランドは開業します。そして初年度から1,000万人という来場者数目標も達成します。

京成電鉄からオリエンタルランドに転籍し、1995年にオリエンタルランドの社長に就任した加賀見氏は、東京ディズニーシーやホテル、ショッピングモールのイクスピアリなどを建設・開業し、ディズニーランドを「ディズニーリゾート」に進化させます。

そんな東京ディズニーリゾートがお客さんから愛され感動される理由の1つが、「キャスト」による接客レベルの高さです。東京ディズニーリゾートで働く2万2千人のうち、アルバイトの数はなんと計1万9000人。東日本大震災の日にはアルバイト達が臨機応変に対応し、ゲストを守った話は有名ですね。

アルバイト用のマニュアルは最低限のものしか用意されておらず、何より求められるのが「客のために何がベストか」を自分の頭で考えて行動することだそうです。ちなみに、東京ディズニーリゾートには1,200人のオリエンタルランド社員がアルバイトをもてなす日があるとのこと。こうしたスタッフへの矢印がモチベーションアップにつながり、結果としてゲストの満足度にもつながってくるのでしょう。

オリエンタルランドは東証1部に上場しており、株主優待もあります。オリエンタルランドの株主優待は「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」いずれかのパークで利用可能な1デーパスポートがもらえるのですが、さすがに必要な投資金額が300万円近い(2014年12月末現在)ので少々手がでません。オリエンタルランド、個人的にいずれは所有してみたい株主優待銘柄です。

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