TPP11がトランプ大統領の考えを変える!?未来世紀ジパング「世界はアメリカ離れ?そのときニッポンの決断は!」
アメリカ・ファーストを掲げるトランプ大統領に振り回される世界情勢。2018年3月5日(月)放送の未来世紀ジパング「世界はアメリカ離れ?そのときニッポンの決断は!」はトランプ大統領の動かすと言われる巨大宗教勢力“キリスト教福音派”や、日本が主導するTPP11を取り上げた回でした。
中東イスラエルにあるエルサレムを、イスラエルの首都であると認める発言を2017年12月に行ったトランプ大統領。パレスチナとの紛争によってシェルターやガスマスクを備える家が多いイスラエルに、トランプ大統領はさらに大きな火種を投じたことになります。
2018年5月にアメリカ大使館がエルサレムに移転されることになれば、本当に戦争が起こってしまうリスクがあるのではと不安にさせられる番組内容でした。エネルギーを中東に依存している日本にも影響は甚大です。
メガチャーチと呼ばれる巨大教会をアメリカ全土に持つキリスト教福音派。アメリカ国民の4人に1人がこの福音派だと言われているそうです。トランプ大統領にとって最大の支持母体でもあるため、11月の中間選挙をにらんだエルサレム首都宣言なのではと穿って見えてしまえます。
アメリカ抜きでもGDP合計1100兆円「TPP11」
日本政府がリーダーシップを取り署名される予定のTPP(環太平洋経済連携協定)。都内のスーパーの中には、アメリカ産の豚肉をTPP11加盟国のカナダ産ブランド豚肉に切り替えるところも出てきています。
カナダ産のブランド豚肉を生産し日本に輸出しているのがカナダ最大規模の養豚会社HyLife (ハイライフ)社です。2012年に伊藤忠商事が資本参加したこともあり、日本人好みのカナダ豚肉「ハーブ三元豚」の取り扱いを増やしている会社です。
未来世紀ジパングではTPP11始動に向け、新たなブランド豚肉「赤豚」の生産・販促に乗り出そうとするハイライフ社の動きも取り上げられていました。
これからの日米関係はやはり中長期的にどう日本がトランプ大統領と付き合っていくかにかかっていると思います。TPP11が良い意味でアメリカとの連携強化に結び付けば良いのですが・・・。対等な日米関係については安倍首相とトランプ大統領の次のリーダーに期待するしかないのかもしれません。