モディ首相によりキャッシュレス化が進むインド、未来世紀ジパング「激変する超大国インド 日本が急接近!」

日本の新幹線方式の高速鉄道採用が決まり、2017年9月には起工式が行われた超大国インド。2016年11月にモディ首相が高額紙幣の廃止を宣言した事がきっかけとなり、インドでは電子マネーが急速に普及しキャッシュレス村まで生まれているそうです。

2017年12月11日(月)放送の未来世紀ジパング「激変する超大国インド 日本が急接近!」は、今後世界の中でも影響力を強めていくであろう激動のインドを特集した回でした。

大きなニュースになったのでご存知の方も多いと思いますが、2016年11月、インドのモディ首相は脱税や偽札といったブラックマネーを撲滅するため、高額紙幣の廃止を宣言しました。

高額紙幣は新紙幣と交換しなければただの紙クズになるということでインド経済は一時大混乱に陥ります。しかしあれから1年、高額紙幣が廃止されたことでおサイフケータイや電子マネー「Paytm」がインド国内で一般化します。Paytmは2020年に5億人もの利用者を目指しているそうです。

現金を使わない完全キャッシュレスなデジタル村が登場するなど、現金主義からキャッシュレス(電子決済)へと一気に変わっています。この電子決済社会は日本も見習わなければならない点だと思います。

インド最大の都市ムンバイには100年以上も続く、家庭で作った弁当を職場まで届けてくれる弁当配達人“ダッバーワーラ”という仕事があります。そんな家庭の味が大切にされるインドでも、オシャレなショッピングモールや欧米のファストフード店が続々と誕生することで変化が起こり始めています。

日本の外食チェーンがインド進出に出遅れる中、くふ楽や福みみ、元屋、博多屋などの居酒屋を展開するKUURAKUグループは鶏料理やラーメン店でインドに進出しています。ヒンズー教徒やイスラム教徒が食べられる日本食チェーンの進出がより進めば、インドでも大きな人気を獲得できると思います。

今回の未来世紀ジパングでは世界でもインドにしかない珍しい「牛の救急車」が紹介されていました。インド人の8割を占めるヒンズー教徒にとって牛は神の使い、神聖な生き物です。

しかしその一方で、イスラム教徒も多いインドでは街角の店では牛肉のカレーが売られ、2014年には牛肉輸出量で世界第1位になるなど牛肉大国でもあります。

2017年5月に牛肉禁止令が出されたことでインドは大混乱に陥っています。ヒンズー教徒とイスラム教徒の宗教間抗争が悪化しないよう願います。

中国と同じく経済発展著しいインドでは大気汚染も深刻化しています。日本の技術はインドの大気汚染緩和にもつながるはず。日本とインドの良好な関係構築は、世界経済の安定化にもつながるのではと今回の未来世紀ジパングを視聴し感じました。

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