儲かるからと感謝する人たちも・・・未来世紀ジパング「ありがとう!トランプ大統領 アメリカはどこへ向かうのか?」
大統領就任から8か月、支持率は30%台に低迷しているアメリカのトランプ大統領。2017年9月25日(月)放送の未来世紀ジパング「ありがとう!トランプ大統領 アメリカはどこへ向かうのか?」では、報道番組らしくトランプ大統領に感謝する支持者を取り上げた回でした。
全米屈指の石炭の町として栄えたウエストバージニア州チャールストンは、トランプ大統領の就任によって石炭産業が復活し、景気も急回復しているそうです。
ただこの景気回復はトランプ大統領がパリ協定から離脱表明し、地球温暖化という問題を無視した政策を進めているからこそという負の側面もあります。
アメリカが現在直面している大問題がインフラ設備の老朽化です。ニューディール政策によって建設された80年以上の歴史を持つ巨大なノリスダムをはじめ、アメリカには1万4千件もの危険なダムが存在しているそうです。
トランプ大統領は財源を確保しインフラ設備の報酬を約束していますが、この考えは評価されるべきだと思います。ただし本当に実現されるかどうかが疑問ですが・・・。
TPP離脱や移民制限によって製造業、銃規制反対によって銃愛好家やNRA(全米ライフル協会)、法人減税によって裕福な企業など、トランプ大統領の支持者は確実にアメリカ国内外に存在していることを今回の未来世紀ジパングで再認識しました。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)もおそらくアメリカ・トランプ大統領に感謝している国の指導者であろうと番組内で議論されていました。
米国の株高も続いており、アメリカも日本も経済的には確かにトランプ大統領の就任が今までのところプラスに働いているのかもしれません。
ただトランプ大統領のアメリカ・ファーストの言動を見る限り、今後もこの経済成長や株高傾向が続いていくとはどうしても思えない自分もいます。日本国内だけでなく、影響の大きい米国事情ももっと真剣に見ていく必要性がありますね。