美味しくて健康的な日本の惣菜が海外の家庭に浸透する!未来世紀ジパング「あのドンキが惣菜店!“日本食”新たなステージへ!」視聴レビュー

2015年3月2日(月)放送の未来世紀ジパング「あのドンキが惣菜店!“日本食”新たなステージへ!」は、世界的ブームになっている”日本食”がテーマの回でした。日本料理の店は今や海外に5万5,000店もあると言われ、その日本食の質も年々高まっているそうです。

番組冒頭、アメリカ西海岸のサンフランシスコでは日本そばや巻きずし、枝豆、ジャパカレーの日本式カレー、そして山田屋のとんこつラーメンなどの日本食が大人気になっている現状が流れていました。

カリフォルニアには日本食レストランが4,000店舗あると言われており、年々その数は増加傾向にあります。日本食をさらに普及させるため、ヤフーやグーグルなどIT関連企業が集まるシリコンバレーで、「日本の家庭料理」を広めようという動きも始まっています。

在サンフランシスコ総領事館の浜崎宏正領事は、シリコンバレーのIT企業の多くで社員食堂を展開するボナペティ社(BonAppetit)のシェフに「肉じゃが」や「筑前煮」など、町中の日本食レストランでは食べられない「日本の家庭料理」を教える試みも実施していました。この取り組みによって、社員食堂から家庭的な日本食が広まっていくかもしれません。

2001年~2011年にかけて、焼肉の牛角、ラーメンの山頭火と一風堂、そしてカレーのCoCo壱番屋など、日本の有名外食チェーンがロサンゼルスやニューヨークに進出しています。日本食普及の次のステージは、家庭内で日本食を食べる文化の浸透です。

2013年、ディスカウントストア大手のドン・キホーテ(東証1部上場、証券コード:7532)は米国西海岸やハワイなどで展開する日系スーパー「マルカイ」を買収します。

ドンキは在米日本人だけでなく、現地の人たちにもっと日本食や日本食材を買ってもらうため、寿司、天ぷら、とんかつ、焼きそば、お好み焼き、焼き鳥など「お持ち帰り惣菜」を中心にした新店舗「トウキョウセントラル」をオープンさせます。

トウキョウセントラルでは目の前で惣菜を料理するオープンキッチンを採用し、液晶モニターで日本食を紹介。太鼓の音で料理の出来上がりを案内し、店内にはイートインを用意するなど、現地の人たちに受け入れられやすい様々な取り組みがなされています。。ちなみに、一番人気はやはりお好み焼きでした。

日本通が世界で一番多い場所と言われる親日国家、台湾。そんな台湾で「日本食」をさらに広めるために、農林水産省が日本の料理と台湾の料理の「共通点」をテーマにしたイベントを開催したそうです。

台湾に乗り込んだのなすび亭の店主、吉岡英尋さんが台湾の伝統料理と同じ食材を使い、日本の郷土料理を作っていく模様が番組で取り上げられていました。地元の食材で日本食が家庭で作れるということが広まれば、日本食が受け入れられやすい土壌形成にもつながると思います。

沸騰ナビゲーターの戸田顕司氏(日経レストラン編集長)は未来予測で「モーニングコーヒーからモーニング味噌汁へ」という面白い予測を掲げられていました。家庭内の内食で日本食が浸透するためには、外国の人たちのライフスタイルを変えていく必要があります。

日本人が洋食を家庭で食べるようになったのも、朝食にコーヒーとトーストを食べることから始まったと言われているそうです。今まで朝食にコーヒーを飲んでいた海外の人が、味噌汁を飲むようになれば、確かに日本食が加速度的に浸透していきそうです。

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