小松マテーレの炭素繊維で出来た耐震建材“カボコーマ・ストランドロッド”に期待大!ガイアの夜明け「地震に負けない!革新技術」

2018年9月18日(火)放送のガイアの夜明け「地震に負けない!革新技術」は耐震工事にかかる膨大な手間と予算を軽減しうる、世界的建築家の隈研吾さんが見出した画期的な小松マテーレの耐震補強建材『カボコーマ・ストランドロッド』や、大協グループのマンション耐震化の取り組みを追った回でした。

2018年6月30日、名古屋の有名百貨店「丸栄」が建物の耐震強度不足を理由に、75年もの長い歴史に幕を閉じました。売上不振が続く百貨店業界において丸栄も例外ではなく、耐震化工事にかかるコストは大きすぎたと言います。

大阪市の天王寺駅前にある「きんえいアポロビル」も12億5000万円のコストをかけ、2017年末から耐震補強工事を進めています。営業しながらの耐震工事ということもあり、クレーンは深夜0時~朝5時に絞って利用されています。

東京都の調査で震度6強から7の大規模地震が起きた時、倒壊・または崩壊の危険性が高いとされた建物は153件にものぼりました。その中にはニュー新橋ビルや六本木ロアビルなど有名商業施設も含まれています。

全国で「ライオンズ」ブランドの分譲マンションの管理を行っている大京グループ(東証1部上場、証券コード:8840)も現在力を入れているのがマンションの耐震化です。

ただ旧耐震基準(1981年5月以前の構造基準)で設計・工事された分譲マンションのうち耐震化が必要との診断結果が出ても、工事には多額の費用がかかるため実際に麹に至るのは1割程度だそうです。

番組後半で紹介されたのが、75年の歴史を誇る石川県の合成繊維メーカー「小松マテーレ株式会社(旧社名は小松精練)」(東証1部上場、証券コード:3580)が自社の技術と地元伝統の技を駆使し、鉄より強くて軽く錆びない建材として開発したのが「カボコーマ・ストランドロッド」です。

カボコーマ・ストランドロッドは先端素材の炭素繊維を芯地に使用し、外層を合成繊維や無機繊維でカバーリングしたもので、熱可塑性樹脂を含浸させ作製した熱可塑性炭素繊維複合材料です。

新国立競技場などの設計を手掛ける世界的な建築家、隈研吾氏もカボコーマに可能性を見出し、世界遺産・富岡製糸場を支えた歴史的倉庫群の耐震改修プロジェクトでカボコーマを曲げて“あやとり”みたいに魅せる使い方を採用しています。2019年1月には倉庫群の一般公開も予定されているとのことで、新たな観光名所の誕生が期待できそうです。

隈研吾も認めた強度とデザイン性の両立がはかれる小松マテーレ社のカボコーマ・ストランドロッド。地震大国・日本はもちろん、地震被害に悩む世界の国々で今後広まっていくことでしょう。東証1部上場企業でもあるので、投資先として当ブログ管理人KENも検討しようと思います。

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