LCCのPeach(ピーチ)や赤い電車の京急が盛り上げる観光ビジネス!ガイアの夜明け「再発見!新・ニッポンの旅」

個人旅行者にフォーカスしてきたことで年間500万人以上が利用するまでに成長した人気LCC(格安航空会社)のPeach(ピーチ)。関西国際空港を本拠点に“空飛ぶ電車”と呼ばれる低価格と独特のマーケティングで、国内のLCCでは一人勝ち状態となっています。

井上慎一社長が率いるPeach(ピーチ)は成田空港を拠点とする「Vanilla Air(バニラエア)」と経営統合し、東京と大阪の2大都市を押さえる巨大LCCとなる予定です。

2018年8月7日(火)放送のガイアの夜明け「再発見!新・ニッポンの旅」では日本初のLCCでもあるPeach(ピーチ)が新就航した北海道・釧路や、赤い電車の京急が活性化に注力する三浦半島で観光コンテンツを発掘し、これまでにない個性的な旅行プランを作り上げるという夏休みの旅行シーズンにピッタリの回でした。

ピーチではこれまで不採算路線と言われてきたような地方路線に注力しており、2018年3月には新潟、そして2018年8月1日には釧路へ就航しました。そして地方路線に進出するための新戦略に据えたのが、個性旅行の拡充です。

釧路への就航に合わせ、東北海道の眠れる観光資源をいかに掘り起こしていくか。ピーチでは“こだわりトリッパー”という地元から出たテーマに合わせて12名の旅人をナビゲーターとして設定することで個人旅行客に取り込みを図っています。当ブログ管理人KENも1人旅で釧路に行くときはピーチを使ってみようと思います。

赤い電車の京急が三浦半島を活性化

2018年に創立120年を迎えた「赤い電車」でおなじみの京浜急行電鉄株式会社(東証1部上場、証券コード:9006、株主優待割引券あり)は、神奈川県の三浦半島南部にある三浦市の活性化に注力しています。

泉岳寺駅から三浦市の三崎口駅まで、三浦半島の南北を走る京急にとってこの地域の人口減少は会社の存亡に関わるからです。三浦半島に新たな顧客を呼び寄せるため、京急は2年前に「三浦半島事業開発部」を立ち上げました。

京急は東京大学の専門家とタッグを組み、三浦半島の詳細なデータから架空の顧客像(ペルソナ)を作り上げた「ペルソナ・マーケティング」を武器に、2018年7月には三浦市の魅力を発信する交流イベントも開催しました。

LCCのPeach(ピーチ)も、赤い電車の京急も、どちらにも共通しているのがただ乗客を運ぶだけではなく、運んだ先の場所を盛り上げる取り組みに注力しているという点です。個性的な旅や生活を求める人たちにとって注目の旅行サービス会社と言えると思います。

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