かぼちゃの馬車、スルガ銀行、そしてレオパレス21の悪質性が際立ったガイアの夜明け「マネーの魔力2 ~追跡!不動産投資の深い闇~」

2018年5月29日(火)放送のガイアの夜明け「マネーの魔力2」は取材班による緊急総力取材、不動産投資の深い闇を追った社会派の回です。経営破たんしたスマートデイズのシェアハウス「かぼちゃの馬車」や不正融資疑惑の「スルガ銀行」、そしてアパート違法建築の「レオパレス21」が取り上げられました。

番組冒頭では30年の家賃完全補償という甘い宣伝文句につられ、銀行から1億円もの資金を借り、かぼちゃの馬車に投資した50代男性が紹介されていました。

不動産会社のスマートデイズ社は都内を中心にシェアハウス「かぼちゃの馬車」を1,000棟も展開していましたが、2018年1月には家賃支払いが停止、経営破たんしてしまいます。結果として投資した男性には空室だらけのシェアハウスと巨額のローン返済だけが残ってしまいました。

かぼちゃの馬車の被害を拡大する要因になっていたのが、地銀の優等生と評価されてきたスルガ銀行(東証1部上場、証券コード:8358)です。組織全体が業績至上主義に陥っていたため、改ざん書類を見逃すどころか、スルガ銀行の行員が改ざんを指示していた証拠まで出てきています。

違法建築に手を染めてきたレオパレス21

2017年12月のガイアの夜明けの放送で取り上げられたのが、賃貸アパート大手のレオパレス21(東証1部上場、証券コード:8848、株主優待あり)とオーナーの契約トラブルです(⇒追跡!マネーの”魔力”)。

今回のガイアの夜明けでは「ゴールドネイル」アパートの天井裏に本来あるべき界壁という壁が無い事を独自取材で発見。レオパレス関係者の証言や社内資料、一級建築士の見解などから、レオパレス21が建築基準法に違反するアパートを建築していた実態をつかみます。

レオパレス21が酷いのは、ガイアの夜明けが放送される2018年5月29日(火)の午後4時に、建築基準法に違反の疑いがあるものが発見されたと緊急の会見を開いている点です。ガイアの夜明けが調査しなければ違法建築はさらに長い期間放置されていたことでしょう。

スマートデイズの「かぼちゃの馬車」と被害を拡大させたスルガ銀行、アパート違法建築のレオパレス21「ゴールドネイル」と、家賃保証を宣伝文句にする不動産投資には非常に悪質なものが存在する事を今回のガイアの夜明けで学びました。投資は自己責任、騙されないように気を付けましょう。

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