高齢者をいかに取り込むかがスーパー生き残りの鍵になるはず>ガイアの夜明け「シリーズ「激変!ニッポンの消費」第3弾 進撃!スーパー戦国時代」

ドラッグストアや大型ショッピングモールの台頭、そして人口減少と高齢化によって苦戦を強いられている全国の地方スーパー。2017年11月21日(火)放送のガイアの夜明け「シリーズ「激変!ニッポンの消費」第3弾 進撃!スーパー戦国時代」では旬八青果店、ホクノー、スーパーサンシが手掛ける大手スーパーとは一線を画したサービスが紹介されました。

番組冒頭に紹介された東京・五反田のオフィス街に店を構える旬八青果店は、大型スーパーではあまり見かけない野菜を揃えお客さんとの会話を楽しみ、野菜カットなど細やかなサービスを提供することで出店と売上を伸ばしています。

旬八青果店を運営するのは株式会社アグリゲート、“地方と都市をつなぐことで、未来に「おいしい」をつなぎたい。”を企業理念にしており、食農業界で生産から消費までを一気通貫するビジネスモデル“SPF”を構築しているのが特徴です。

札幌市厚別区に6店舗を展開する中堅スーパーのホクノーを率いる3代目社長の野地秀一氏は、団地の老朽化とともに人口が減り残された高齢者たち向けに、スーパー内に医療従事者が常駐する「健康ステーション」を開設し地域の包括医療の拠点にしました。

さらに店舗内の食堂では高齢者向けメニュー「すこやか定食」をラインナップに加え、スマホアプリと連動させたウィーキングコースを売り場に作り、食生活改善につながる商品をスーパーに増やす、といった高齢者向け施策を次々と打ち出しています。

三重県を中心に13店舗を展開するスーパーサンシが力を入れているのも高齢者向けの宅配事業です。月額使い放題できめ細やかな食材宅配サービスを展開することで、会員数は1万6000人以上も獲得しているとのこと。会員全世帯には鍵付宅配ロッカーを無料で設置しているのも凄いです。

さらにスーパーサンシでは宅配会員を対象に、スズメバチの巣の駆除や駐車場の大規模リフォームといった暮らしのあらゆる困りごとに応じる「なんでもサポート」も提供することで会員から高い評価を得ています。

全国の地方スーパーが苦戦を強いられているのは確かですが、今回ガイアの夜明けで紹介された旬八青果店やホクノー、スーパーサンシのように大手スーパーにはできない高齢者向けサービスを付加価値として提供することで、超高齢化時代にも戦っていけると今回のガイアの夜明けを視聴し感じました。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です