子育てママ社員やゆとり世代の新入社員を戦力にするには?ガイアの夜明け「さらば、モーレツ社員!」
働き方改革が叫ばれる中、上司はどのように部下と付き合えばよいのか?2017年8月29日(火)放送のガイアの夜明け「さらば、モーレツ社員!」はこの難題に向き合った回でした。
結婚情報誌「ゼクシィ」などの出版や教育事業などを手掛けるリクルートマーケティングパートナーズ社では、2015年から「育ボス・ブートキャンプ」という研修の導入を始めています。
ワーキングマザーの割合が高い同社ではイクボスブートキャンプを採用することで、働くママたちが仕事と育児を両立させることの大変さを会社や職場の人たちに理解してほしいと願っているとのこと。
育ボス・ブートキャンプは管理職の社員が仕事を終えてから、子どもを持つ社員の家庭を訪ねて家事・育児を体験するという実地訓練です。
番組では実際にリクルートマーケティングパートナーズ社マネージャー職の独身男性社員が3人の子供を抱えながら働く女性社員の自宅で研修する模様が放送されていました。自分が体験できない子育てについてリアルに学べ、部下の大変さを理解できる良い取り組みだと思います。
番組後半に紹介されたのが、上司と部下のコミュニケーテョン不足による高い離職率に悩み続けてきた万協製薬株式会社の取り組みです。
万協製薬では「プチコミファミリー制度」と呼ばれる独自のシステムを作り、会社の中に家族(ファミリー)を作って若手を含めた社員同士が何でも相談できる職場を作り出すことに注力しています。
ゆとり世代の新入社員も含めて所属や世代がバラバラの社員が7~8人で一つのチームを作り、その中で入社年度等に応じて「長男」や「末っ子」などの役割も決めるという徹底ぶりです。
飲み会や家族旅行などが苦手な若手にとっては最初はとっつきにくいかもしれませんが、やはりこうしたファミリー制度があった方が社員の離職率低下に加え、社内の交流も図れるなどプラスの側面もあると思います。