ユーズド・イン・ジャパン(=日本で使われたもの)が海外で人気!ガイアの夜明け「なぜ世界で人気!?ニッポンの“中古”」視聴レビュー

2015年3月17日(火)放送のガイアの夜明け「なぜ世界で人気!?ニッポンの“中古”」は、海外で人気が高まっている日本の「中古品」がテーマの回でした。日本製ではなくても、日本人に使われていたもの(=ユーズド・イン・ジャパン)は、“日本人が使用していたものだから品質が良く、使い方も丁寧で、それほど使い古されていない”というプラスのイメージがあるようです。

東京・原宿に2015年1月にオープンしたブランド古着を中心に扱う「ブランドコレクト」は、外国人観光客から高い人気を誇るお店です。リユース商品を展開するトレジャー・ファクトリー(東証1部、証券コード:3093)が手がける店です。日本人は物を大切に扱うから信頼されると多くの外国人観光客が番組インタビューに回答していました。

家電から古着、楽器など“持ち込まれたものは何でも買い取る”リサイクルショップを運営する会社、それが兵庫県姫路市に本社を置く株式会社エコリングです。エコリング社は現在、日本で買い取った中古品を香港、タイ、カンボジアなど海外6か国で販売しています。

中でもエコリング社が特に力を入れているのが、日本の古着や中古カバンが人気のアフリカ・ウガンダです。マイクロファイナンスの仕組みを使い、現地での古着販売はウガンダの主婦に任せるという方法をとっています。また朝夕冷えるアフリカで日本の冬物古着を販売するなど、ウガンダでの成功実績を積み、アフリカ全土に広げるために取り組みを強化しています。

番組後半、国内に自動車メーカーが無いため車の購入は輸入に頼らざるを得ないニュージーランドの中古車事情が取り上げられていました。2014年11月、年間20万台の中古車を扱う中古車買取・販売業の大手、ガリバーインターナショナル(東証1部上場、証券コード:7599)がニュージーランドに進出します。

ガリバー社は日本国内の全ての店舗にある中古車の詳しい情報を、どの店でも見られる画像システムを持っているのが特徴です。そのシステムをニュージーランドにも持ち込んだところ、実際の車に乗れない点や、注文してから輸出するため納車まで2ヶ月もの時間がかかってしまう点が客から問題視されていました。

しかし、納車から15日間は返品ができる点や、1年間は無償修理が受けられるといった保証サービスが評価され、番組取材中でも続々と中古車が売れていました。ガリバーでは今後、日本と同じ右ハンドルの国に積極的に進出していくそうです。

メイド・イン・ジャパンの製品が海外で人気なのは知っていましたが、ユーズド・イン・ジャパン商品の海外人気がこれほどまでに高いとは思ってもみませんでした。自分のビジネスにつなげられそうな部分もあるので、海外進出する日本の中古品市場には今後注目して行こうと思います。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です