椿本チエインの長勇会長が語るカンブリア宮殿「万物を動かすチェーンを極めて100年!世界No.1の強さを生む挑戦&突破力!」放送動画の感想

回転寿司レーンや自動仕分けベルトコンベア、昇降リフト、エスカレーター、ジェットコースター、製鉄所の運搬チェーンなど、産業用チェーンの世界トップメーカーである株式会社椿本チエイン(東証1部上場、証券コード:6371、株主優待なし)の長勇(おさ・いさむ)会長が2016年3月31日(木)放送のカンブリア宮殿「万物を動かすチェーンを極めて100年!世界No.1の強さを生む挑戦&突破力!」に登場されました。

ATM内部などに使われるマイクロチェーンから、製鉄所で高温の鉄を運ぶ巨大チェーンまで実に2万種類以上ものチェーンを製造する椿本チエイン。売上も絶好調で2015年3月期は年商1967億円、従業員数は連結で7000人以上を抱えます。

椿本チエインの長会長が現在力を入れているのが、ベンチャー企業と組んで進めている「無人の野菜工場」や、マイナス150度でがん組織を研究できる「がん治療の保管庫」など、チェーンビジネスを礎に新領域へと進出しています。

1917年、大阪で自転車用チェーンメーカーを創業した椿本説三氏は、新市場に果敢に挑むベンチャースピリット溢れる創業者だったそうです。創業時から作ってきた自転車用チェーンは創業わずか11年で撤退し、将来性が見込める産業用チェーンにビジネスを転換。

さらにその8年後にはチェーン技術を足がかりに、大規模な工場用コンベアプラントの分野に挑戦し、現在の搬送システム事業の礎を築かれたとのこと。1951年にはアメリカにも進出し、いち早く海外事業を軌道に乗せられています。現在、海外展開を進めた椿本チエインの海外売上比率は54%にもなります。

創業者の精神を受け継ぎ、様々な業種から注文を受け付けている椿本チエイン。チェーン最大の弱点である「高速で回転し続けると必ず伸びてたるみができてしまう」という点すら、椿本チエインでは摩耗しにくいチェーンを開発することで克服しようとしています。商品改良を続けてきた結果、自動車エンジンに使われるチェーンでは国内の7割が椿本チエインの製品を使用しているそうです。

株式会社椿本チエインの株価は2015年6月に1,200円を超えた後、少しずつ下がり2016年4月現在は600円台になっています。単元株数が1,000株と多いため最低購入代金も60万円と高いのですが、配当利回り3%は魅力です。これで株主優待もあれば投資候補にしていたと思います。

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